長唄とはどのような音楽でしょう?

「歌舞伎」「日本舞踊」などで演奏される江戸時代の伝統的な音楽です。
三味線と唄、お囃子で演奏され「勧進帳」「越後獅子」「娘道成寺」などが有名です。

歌舞伎や日本舞踊の映像などを見ると
踊り手さんの後ろで、お雛様のように赤い段に座って演奏されている音楽…それが長唄です!


江戸時代の音楽なので歌詞は現代語よりは少し昔のものですが、
古典の授業で習うような古文よりは、だいぶわかりやすいです。

曲調は、伝統音楽なのでゆっくりとしたイメージを持たれがちですが、
たっぷりと聴かせる部分から非常にリズミカルでノリの良い部分まで、
一曲の中でも大変変化に富んでいます。

また内容も、荒々しく力強い豪快な曲から、
しっとりと美しい優雅な曲までバラエティ豊かです。
様々な曲を学んでいくうちに、きっと大好きな曲が見つかるでしょう。

「長」唄というだけあって一曲の演奏時間は長めで、平均15分から20分程です。
その分非常に演奏し甲斐があり、演奏後は唄も三味線も大きな充実感を感じられます。
※最初の手ほどきでは、2・3分のやさしい曲から入りますのでご安心ください。

Do you know Nagauta? It is a Japanese traditional music.
It needs singing and playing Shamisen.
You can listen to this music on Kabuki.

楽器と道具のご紹介

三味線

・三味線

三味線にはいくつかの種類があり、同じ楽器に見えても演奏される曲によって使用楽器が異なります。
長唄では繊細で美しい音色を聴かせるために、細棹という華奢な三味線を使用します。

ギターでいうボディにあたる部分「胴」には、猫か犬の革が貼ってあります。
ネックにあたる部分「棹」に使われる木は種類があり、木が高級だと音がよく鳴ります。
胴から棹の先端にかけて絹でできた「糸」が張ってあり、
その糸を「駒」にかけ、ピーンと張った状態で演奏します。
糸の張り具合は「糸巻き」で調整し、こまめにチューニングをします。

ぜひ教室に実物を見にいらしてください♪

お道具

・バチ

三味線はこの「バチ」で弾きます。
バチにも種類があり、大きく分けてお稽古用の「木バチ」と
演奏会用の高級品「象牙バチ」があります。
重さは持つ人の体や手の大きさに合わせます。

・膝ゴム・指掛け

お三味線を脚の上で安定させる役割を果たすのが「膝ゴム」です。
腿の上に乗せて、楽器が滑ってしまうのを止めます。
指掛けは左手にはめます。棹にそわせた手を動かして音程を作り出す時に、
汗などで滑りが悪くなってしまうのを防ぐ役割をします。

・手ぬぐい

必須ではありませんが、女性の方でスカートでお稽古される場合に、
手拭いはスカートの広がりをおさえるのに便利です。

お扇子

・扇子

唄うたいの必須アイテムがこのお扇子です。
唄う時には持ち、唄い終えると扇子を下に置きます。
男性と女性で、持ち方が変わります。

譜面

・譜面

長唄には数種類の書式の譜面があります。
当教室では主に、縦長の譜面「研精会譜」と「青柳譜」を使用します。

譜面の読み方はご説明しますのでご安心ください。
過去に違う譜面でお稽古されていた方も大丈夫です。
お気軽にご相談くださいね。

・見台

唄うたいが譜面を置くのに使用するものです。
同じ見台でも、長唄・清元・常磐津・義太夫などジャンルごとに
デザインが異なっています。
長唄の見台は一番シンプルです。
長唄の中でもさらに、一本足のもの、バッテン型のものなど
形は数種類に分かれています。